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小顔カットは肌の見せ方が鍵
髪型って不思議なもので、カットとスタイリングでその人を若く見せたり、大人っぽく見せたり、色々な雰囲気に演出することが出来ますよね。
髪が伸びるとヘアスタイル全体が膨らんだり、逆にトップのボリュームが出にくくなって潰れてしまったりしてバランスが崩れます。
バランスが崩れたヘアスタイルは日本人の一般的なコンプレックスである「顔の大きさ」を強調してしまい、その悩みを解決するために美容師の出番となります。
小顔カットという言葉がSNSに氾濫してるけど、実際にどんなロジックがあるのか?
顔立ちは人それぞれ。
パターンはあるけれど、そんなに単純な問題ではありません。
髪の長さも違いますし、同じ顔でも年代によって悩みは変化します。
小顔に見せるというカットには<沢山の引き出し>が必要になります。
お客様のお顔立ちや全体のバランスをよーく観察して、どこをどう見せたら効果的に小顔が作れるのかを考えます。
その一つの大切なエッセンスが「肌の見える面積と見せ方」
頬骨が張っているのがモンゴロイドの骨格的な特徴。○と□は面積を大きく見せてしまいます。
◇(ひし形)を上手く使って肌を見せることが、東洋人のヘアスタイルではポイントになります
1⃣ 前髪の幅を少し狭めに取り、前髪とサイドの中間になる「サイドバング」で頬骨をカバー
2⃣ 前髪の厚みを薄くして、色白の肌を透けて見えるようにして重い印象が出ないようにする
3⃣ 顔の肌色の見えている部分をひし形にする
モデルさんは中国・上海のアイドルグループ SHN48の元メンバーのジュリさん
彼女のお顔立ちを小顔に見せるためのポイントは上記の3つ!
まずは顔を大きく見せる要素をカバーして、前髪や顔周りのデザインを決めます。そしてその形がフィットするように調整して、それがベストんなバランスに収まるようにヘアスタイルを決めていきます。
小顔にすることはコンパクトにすることとイコールではない
小顔カットは年代も越えます。上の世代のお客様なら、丸みの位置を上げたり、リフトアップして見えるようなラインや肌の見せ方を考えます。
ロジカルに考え、お客様をしっかりと観察・分析をして、ベストなアイディアを形にすれば、素敵な印象のヘアスタイルになると思います。
その時々の気分を大切に・・・
やりたいヘアスタイルや、なりたい自分を共有させてください。
お客様にどこまでを叶えてあげられるかは、髪質や予算などの条件もありますが、そのなりたいご要望を踏まえたうえで、ベストな提案をしていきます。