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デジタルパーマとコスメパーマ あなたの髪に合うのはどっち??

3月29日

東京は雪が降っています。

本当に2日前に20度のポカポカ陽気だったなんて信じられないくらい、冬のような寒さです。

どのみち花見をしている場合ではないから、自宅で外出自粛をしているならそう変わりはないけれど、それでも晴れてくれた方が気持ちは明るくなりますね。

COVID−19 の影響は美容室にも来ていて、首相と都知事の会見後にはキャンセルが相次いで、ずっと忙しくしてきた自分たちとしてはこの空いてしまう時間がとても長く感じられます。

人がキレイでいることは、必要不可欠なものだから

一時的に客足が遠のいてしまったとしても、きっとお客様は自分たちの技術を必要としてくれる…そう信じて、早くこの疫病が収束してくれることを願ってます。

後ろ向きなことばかり考えていても良くないので、ヘアスタイルの事を発信していきたいと思います。

春になると増えるのが「パーマ需要」

Nove Linaはカラーリスト在籍サロンですので、普通の美容室と比べるとカラー客の比率が2倍くらいはあります。

そのため、パーマを売り物として強く推してきていませんが、お客様の「なりたい」を叶えるためにダメージレスなパーマデザインを心掛けています。

よく聴かれるのが「私がかけるならデジタルパーマの方が良いのでしょうか?」という質問

美容師も慎重になる難しい問題です。

それぞれにメリット&デメリットがあるので、判断が非常に難しいです。

当サロンではコスメパーマというダメージレスな薬剤と処理剤トリートメントを使用したパーマのかかりが良いので、9割のお客様はコスメパーマで対応しています。

ではデジタルパーマの方が良い!というのはどんなケースか??

10年前は「デジタルパーマじゃないとなかなかかからない」というタイプの髪質もありましたが、現行の薬剤ならその部分はほぼクリア出来てます。

でも、パーマがかかるという[仕組み]上の問題で、デジタルパーマの方が良くなる髪質もあります。

それは2つ

① 髪にシスチンという成分が少ない

② 水素結合の癖があったり、それを伸ばすために縮毛矯正の履歴がある

難しい言葉ですみません😅

① パーマの仕組みは、パーマ液1剤で髪内部のシスチンの結合を切って、2剤で繋ぎ直すというのが基本です。

なので…そもそもシスチンが少ない髪質は、パーマの作用できる部分がちょっとしかない状態です。

ご自身の髪を半濡れくらいに湿らせて、髪をギューーっと握って3秒キープ。そして離した時に髪に癖がつかないでスルスルっと戻ってしまう方は

「シスチン少なめな髪」という可能性が高いです。

そんな方はデジタルパーマで「熱変性 髪内部の成分の熱移動」をさせるプロセスを使ってシスチンが少ない分を補完してかけていく方が、ある程度しっかりとしたリッジが出せるようになると思います。

そして②

水素結合の癖の問題。

濡れている時には感じない[髪のゴワゴワとした癖]が乾くとともに現れるタイプの方です。

こういう方は強い癖の場合が多い。

扱いが難しいので矯正で伸ばしている方が多いです。

そういう難しい髪質でもパーマを…となった時、コスメパーマでもカールは出ますが、乾くとともに現れる水素結合の癖でカールの形状が崩されてパサパサな質感だけが残るという辛い結末が想定されます。

そんな髪には熱で癖を押さえ込むようにしてカールを形成させた方が、仕上がりが扱いやすいデザインにし易いです。

特殊なケースになりますが、ストレートパーマと合わせ技で施術することもできます。

上記以外ならコスメパーマで対応できることがほとんどです。

NOVELINAではコスメパーマとデジタルパーマの中間的なかけ方である「クリープパーマ」でかけることも可能です。

お客様の髪を不必要に痛めてしまわないように、慎重にメニューを選んで提案していますので、不安な方は気軽にご相談ください。

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