「あなた」が見ている色と「わたし」が見ている色は同じじゃないかも・・・
七色の虹のお話🌈
こんにちは NoveLinaです。
今回は色についてのコラムです。
日本で生まれ育った私たちにとって虹は7色のものですよね。
そうやって教わって、その色をイラストやCGで見て生活しています。
でも、それは日本の文化であって、人種や地域によって色の捉え方が違うという事は知っていましたか??
多少の認識の違いは分かるけど、バイガ族の2色に至っては感覚的にどんなものなのかイメージし難いですよね(゜_゜)
虹は波長が長い「赤っぽい色」から、波長が短い「紫っぽい色」までの可視光線の色のグラデーションです。
どこでその色を区切るかで色数が変わってきます。
ロールケーキをどこで切るかで分けられる人数が変わってくるのと同じですね。
色を分けるには、「違いの認識」と「色の名前」が必要!
エスキモーは雪の種類に関する言葉を「52」個も持っているそうです。
日本語で雪と言ったら・・・
粉雪・牡丹雪・みぞれ・べた雪・なごり雪(歌謡曲のヒットが元で新しく日本語として辞書に載ったそうです)
このペースで考えても52はおろか10個くらいで手詰まりになりそうです(;^ω^)
エスキモーには日々の雪のちょっとした違いを見分けて、それを表現する言葉を生み出しました。
🌈赤・橙~紫までの言葉を持ち、その色を共通認識としてイメージ出来ることで私たちの色の感覚が出来ていくんですね。
四十百茶百鼠
日本は江戸時代に法律で贅沢を禁じられ、庶民が着れる服の色が制限された時期が長くありました。
#中学校の校則かよ!
そこで反物屋&染物屋さんは、規則の範囲の「茶・藍色・鼠色」の色の濃淡や質感の違いを売り物にしていき、江戸の町人の色の識別力とボキャブラリーが育まれました。
私たちの色の認識力って実はけっこう凄いらしいです!
似たような「赤」でも・・・
オレンジがかった和の国の朱色、イタリアの燃えるような強い赤、血液のような黒味を含んだ赤、ワインのような深みある赤など
様々な赤を識別できますよね。
アッシュ系(灰・鼠色)やブラウン系(茶)のヘアカラーの豊富な種類
透けるような軽さのあるホワイティアッシュ
深みとツヤのあるバイオレットアッシュ
緑味が濃いマットアッシュ
艶と柔らかさが絶妙なヘーゼルブラウン
健康的な印象のシナモンブラウン
ベージュの柔らかさも兼ね備えたブランジュ
毎年のように新色のカラー剤が誕生し、使う美容師も独自のブレンドや打ち出し方で新しい色を提案しています💡
アイドルグループのように個々の違いが私には分からない(;’∀’) という方も多いかもしれませんが、美容師や色に興味がある方はこのような違いを感じて楽しめると思います。
こだわりのレストランに行っても、吉野家に行っても、コンビニで買って食べても、今の日本は安くても食のレベルが高いから「どこも美味しい」になってしまう人が一定数いるでしょう。
味音痴な人がいたり、グルメな人がいたり、味覚には個人差があります。
視覚にも同様に個人差があって、それは他人の目にはなれないからとても理解しにくい領域のことではあるけれど、ちょっとした色の差異が分かる人と同じようにしか見えない人とが居るようです。
#あなたはどちら側の人だとおもいますか?
NoveLinaが美容室として約束したいのが、そういった「違い」を大切にしたいお客様が求めるものにしっかりと応えていきたい!という事と
差異が分からいというお客様にもプロとしてのアドバイスと提案と技術で、「違いが分かる貴方の周りの人にも好印象な」似合っていて素敵なヘアカラーを提供していきます!という事です。
自分ではちょっと明かるくなったなぁとしか思ってないその髪が、隣のあの人から見たらひどく褪せてしまった賞美期限切れの髪色なのかもしれませんよ。
そうならないようにプロとしての髪を通したコミュニケーションをNoveLinaでは大切にしています🍂
NoveLina
℡ 03-6451-0366