白髪を染めずに活かすカラーデザイン

素敵に年齢を重ねたい

一昔前には美魔女という言葉が流行りましたが、最近はあまり使わなくなってきましたね。

みんながビックリするほど若見えして、年を取らない人よりも、上手に年齢を重ねて行って素敵に自分をプロデュースしている人の方が支持されているのだと思います。

---

－　グレイヘアという選択肢　－

毎月、伸びてくる根元の白髪を染め続けるという事から離れ、白髪を受け入れた自分になる！という選択をする人が少しずつ増えてきています。

近藤サトさんがグレイヘアにしたのは衝撃的でしたね。

美容室の現場でも、白髪染めからグレイヘアにシフトしていくお客様がいらっしゃいます。

髪を染めなくするというのではなく、「白髪を活かしたカラーリング＆髪型にする」という前向きな選択です。

グレイヘア系デザインは、お客様一人ひとりの白髪の生え具合いや地毛の質に合わせて設計するので、ものすごくパーソナルなデザインになります。

---

先日お越しいただいた５０代のお客様ヘアをご覧ください(‘ω’)ノ

昨年の１０月に”脱白髪染め宣言”をされて、

２カ月周期でハイライトを入れながら既染部と繋いでいって、１年かけてグレイヘアにしました。

グレイヘアになると長い髪を下ろすのが魔女っぽく見えてしまい易いので、あごラインの前下がりショートを提案💡

後頭部にボリュームを持たせたショートに切って、グレイヘアを完成させました。

前頭部分は白髪が多いので、フワッと膨張して見えやすいです。その為、今回は前側にはブラウンのローライトを多めに入れて、締まるように設計しています。

また、後頭部は下に行くにつれて黒髪比率が高くなるので、そちらはハイライトで明るさを出して全体を調和させています。

---

📌メリットとデメリット

このグレイヘアに移行させたことによるメリットは

〇毎月のカラーリングが３ヵ月ごとでもOKになった

〇明るい服が似合うようになった

しかし、それなりなデメリットもあります

▲年齢が上に見えるようになる

▲地味な服だとちょっとつまらない感じになる

白髪頭のイメージが影響するのか・・・グレイヘアにすると１０歳上の世代に見えてしまう事もあるので、若い感じが好きな方にはハードルが高いかも。

５０代でグレイヘアにするには、人を選ぶと思います。

---

続きまして、もう一世代上のお客様ヘアです。

黒い地毛を明るくハイライトで筋状に染めて、白髪と混ざったデザインにしています。

ハイライトのブレンドカラーはレイヤーカットとの相性が良く、前髪からトップにかけてレイヤーが入ったスタイルだと、より立体感を楽しむことが出来ます。毛流れも綺麗ですね。

白髪を安全に綺麗に染める！白髪を染めつつ明るくする！

白髪染めでもデザインを楽しむ！白髪を染めないでボカす！

色々なお客様のご要望に応えるためのハイライトデザインを、パーソナルに提案切るのがヘアカラーリストです。

一度の施術ですぐに結果を出せるものではないので、年間のヘアストーリーを描いて、お客様の髪を育てて素敵にしていきます◎

• 

• 

１人１人の髪を診て、白髪との良い付き合い方を考えてデザインしていきます。