ヘアドネーションという言葉をを知っていますか??
Hair Donation = 「髪」の「寄与・寄付」
ここ数年でかなり広まった言葉ですが、ヘアドーネーションという活動があります。
ヘアドネーション(英: Hair Donation)とは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。※Wikipediaより
YouTuberさんや芸能人の方なども、最近こういった活動に興味を持って、自らのイメージチェンジを社会貢献にも繋げて、イベント的に行っています。
ヘアドネーションで切った髪の毛を送る先の団体は複数あり、その組織によって受け付ける髪の毛の条件が異なります。
興味がある方は、それぞれの団体が「長さ」「状態」「送り方」にどういった規定を持っているのかを事前に調べて、計画的に行うようにしてください(‘ω’)ノ
ヘアドネーションは通常のカットよりも時間がかかります。
髪の毛を縛って、長さを測ってから切り落とし、その毛を袋にしまい、そこからシャンプーをして全体のヘアスタイルを大幅に変えていきます。
当サロンではヘアドネーションの技術サービスは行っていませんが、リピーターのお客様で「ご自身で袋などの用意」をして頂いた上で「ご自身で送ってくださる」ことを条件に、年に1~2名の方のヘアドネーションに携わる事があります✄
今回も自分で送って下さるという事だったので、平日の夜にレッツヘアチェンジ&ヘアドネーションをしました✂
毛先から31cmを測って、ゴムで縛り、完全に乾いた状態で切るのですが、これが案外難しい(;’∀’)
思うように切れなくて時間がかかってしまう事もあります。
送られた髪の毛は、一定の処理がされて小児がんや脱毛症などで髪の毛を失った子供たちのウィッグの材料になるとのことです。
そして、髪を洗ってヘアチェンジします✄
ここからは丁寧に綺麗なラインでカットしていきます。
一気に短くするときは「縛り癖」「縛り痕」が無いかを確認し(特に後ろの内側あたり)、切った時に変な癖が出て収まり難くならないかに気を付けてハサミを入れます。
骨格や生え方も確認して、長さや切り方のプロセスなども計算します。
ハンドブローでまとまるローグラデーションの丸みボブに切りました。
前髪も作ってみようかな?と言われましたが、このまま切ると40代女性にはちょっと幼い感じのボブになりそうだったので、今回は前髪を長めに残して、今後の提案に幅を持たせる選択をしました。
日々の生活が劇的に楽♪というメールを後日頂きました。
長いのも似合ってましたが、こういう機会に短くするのも良いですね。
切った髪は通常、ただ捨てるだけですが(燃えるゴミ)
31cm以上切ってヘアスタイルを作れる場合は、このように寄付をするという選択肢もあります。
重ねて言いますが、当サロンではヘアドネーションをお店のメニューとしては行っていません。
混み合っている中でカットの予約枠での対応が難しくなることも考えられるので、もしこういった活動に興味がある方は一度担当者にご確認ください。