VUCA と 私のパートナー
📌最近耳にするようになった VUCA(ブーカ)というワード
経済番組やジャーナル紙などで新しい言葉に出会った時、スッと自分の中に簡単に入ってくるものもあれば、イメージが湧かなくてしっくりこないワードもあります。
VUCA(ブーカ) なんていうのは入ってこなかったパターンの最たるもので、ちゃんとその説明を読むまでは「はて?」と戸惑いしかなかったのですが、少し理解が進むと今の自分の周りに溢れている物の観方なんだと感じました。
VUCA ってどういうこと??
- Volatility =変動制
- Uncertainty =不確実性
- Complexity =複雑性
- Ambiguity =曖昧性
25年位前から米国の軍事用語として使われるようになって、ここ数年で経済や社会を捉える考え方として一般で利用されるようになった言葉です。
世の中が不安定で、コレ!と言った決まったことが無く、一度決まったルールも短期間で変更することが多く、そこには色んな事情が複雑に絡まっていて…YESなのかNOなのか・赤なのか白なのか…物事にグラデーションがあって掴みどころのない話が多い(;’∀’)
そんな感じをVUCAは表しています。
これはよくよく考えてみたら、うちの妻そのものだ・・・と気付く(笑)
気分や考え方がコロコロ変わる。(変動制)
明日は13時か14時か15時くらいには仕事終わるけど、もしかしたら16時くらいになるかも。(不確実性)
パスタが食べたいんだけど、イタリアンだと太っちゃうから和食にしようかな。でもケーキも食べたいかも。(複雑性)
「フワッとした感じで」「ちょうどよい感じに」「なんとなく」「そんな感じがした」(曖昧性)
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女性とのコミュニケーションってVUCAの宝庫でしたね(;^_^A
「ちょっと聴いてほしいんだけど」の正体は、聴くこと・傾聴させること そのものが目的で、答えが欲しいとは限らない。
ましてや短時間でスパっとアンサーを出してもらうことなんて望んでいないのだから、1時間くらい聞いて欲しい気持ちの時に、5分でスパっと解決策を出して逃げ出そうとしようものなら、首根っこを掴まれてお説教になりかねません。
現代を生きる人 特に女性の多い社会の中では、変わりやすくて不確実で曖昧で複雑な情報を処理しながらなんとか上手く立ち回っています。
これって凄く疲れることだと思います。
でも、逃れられない環境なので、有りのままを受け入れて、流れに上手に乗っていく方法を考えるのが得策なんでしょうね。
美容室でも顧客の多くは女性ですから VUCA の考え方は当てはまるケースが多いです。
非常に移り気で、決断力が無くて優柔不断。色々な悩みや理想を抱えていて、全体像をふんわりと大まかなイメージで捉えている。
そんな要素の強いお客様も中にはいらっしゃいます。
「髪を切る・カラーリングをする・ケアをする」 というソリューションを制限時間の中で形にしていかないといけないので、美容師は観察をして決断をしてお客様を綺麗にしています。
美容師1年目の頃から【柔軟に対応する】ということを叩き込まれているので、独りよがりにならないように常にお客様に寄り添った対応を心がけてきたのですが、その柔軟さや寄り添う姿勢というのを分解していくと、VUCAを受け入れるということに近いのかなと気付きました。
流行だけでなく、気分や環境も爆速で変わっていくのが令和です。
恐竜のように強く大きくなるのではなく、哺乳類のように変化に対応して生き残れる美容師にならないとコロナ禍では厳しいかもしれませんね。
今回はVUCAについて考えてみました。
また手が空いたら、レジリエンスやOODAについても自分の気付きや考えをアウトプットしていきたいと考えています。
難しめな話でしたが、ここまで読んで頂いてありがとうございました。
HAYASE