サロンワーク✂ お客様ヘア(34) 白髪染めの広がる選択肢 5パターン紹介
白髪とどう向き合っていくか?
平均的には30代の半ばくらいから気になる方が増えてくるお悩み
「白髪」
白髪が数本だったのが、顔周りや表面にチラホラ出てきて、それをどうカバーしていけば良いのか…
加齢と初めて向き合うのが白髪!という方も多いと思います。
日本の美容業界では「白髪染め」の進化系が注目されています💡
白髪との付き合い方や、向き合い方にも選択肢が増えてきました。
・染める技術の向上↗↗
・カラー剤の進化↗↗
・デザインの進化↗↗
・社会の毛染めや髪色に対する認識の変化↗↗
白髪を染めつつ明るさもキープさせたり、それって白髪染めなの?!と思うようなお洒落なデザインにしたり、白髪は染め切らないでボカしていったり、
出来ることの幅がこの10年間でかなり広がりました。
そんな前置きで、恵比寿の美容室ではどういうお客様が白髪染めデザインを楽しんでいるのか、12月ご来店のお客様ヘアの一部をご紹介します。
徐々に明るめの設定で白髪を染めていき、根元のリタッチを繰り返しながら、全体染め(毛先まで染めること)をするのは年に数回。
髪のトーンをサロンカラーでコントロールすることで作れる「明るい白髪染め」
育てていくカラー方法です💡
こちらは寒色系のアッシュブラウンをベースに設計しています。
3~5か月に一度くらいのペースで大人ハイライトという繊細なハイライトを入れて、白髪をボカしつつ髪の明るさや華やかさを作るハイライトをブレンドしてデザインしています。
寒色系も似合うお客様ですが、2021年は暖色系の大人なピンクパープルにしました。
艶やかな髪の質感と、肌映りの良さが好評でした。
お洋服がものすごくカジュアル!という場合は注意が必要ですが、キレイ目な要素のあるファッションを好まれる方には幅広く似合う色があります。
コチラは白髪染めを辞めて、白髪をぼかしていくという選択肢にしたお客様。
2か月後 12月の仕上がりはこんな感じです。
《ハイライト施術》⇒《メンテナンスカラー施術》を1.5~2か月周期で交互に行って、白髪染めを卒業させていくヘアプランです。
インスタで注目度がUPしているデザインです💡
ファイバープレックスというハイライト用のブリーチ剤を使用しています。
近藤サトさんに代表されるように、50歳くらいから地毛に戻していこうかしら?という選択肢を持たれる方が少しずつ増えてきています。
コチラのお客様は月一回の白髪染めは辞めました。
ショートに髪を切り、ハイライトでボカしながら1年かけて「地毛を活かしたカラー」にシフトさせてました。
地毛を活かすというのは、地毛の中に3ミリ~7ミリ位の細い毛束で染めていくナチュラルなカラーデザインです。
白髪の密度にムラがあったり、地毛だけだとお洒落感が出ない方をハイライトとローライトで素敵にデザインします。
カラー周期が3~4か月になりますし、髪と頭皮への負担も減るので、エシカルな方法だと思います。
最後はちょっと特殊なパターンです。
ハイライトを何度も繰り返しブレンドして、白髪をボカすという範疇を超えて外国人セレブのような自然なブロンドにしているお客様。プレミアムな白髪ぼかしヘアカラーです。
この仕上がりを作るには、頻繁に染める必要がありますし、繰り返し入れるハイライトをケアするためのトリートメントも必須になります!
でも、こういうヘアカラーが日本人でも出来るのが不思議ですよね。
他にもいろいろなパターンがあるのですが、最も伝えたいことは…
白髪の生え方は人それぞれなので、白髪をカバーすることは真にオートクチュールなデザインだという事です。
この薬剤を使えばOK このメニューですべてOK 白髪にはこれがベスト!
というものはなく、Aさん Bさん Cさんのそれぞれに違った最適解があります。
セルフカラーをされていた方などは一朝一夕には理想的な姿にならないかもしれません。
だからこそ、プロの技術と年間を通したヘアストーリーを設計していく必要があると考えています。
カラー剤のアレルギーの問題や、頭皮のエイジング、パーマとの兼ね合いなど
独りでネット検索しても答えにたどり着けない課題もあるはずです。
そういったお悩みがありましたら是非、ご相談ください。
私たちがお応えします◎
NoveLina