女性像を撮る ーリッチな艶髪ー
大人っぽくてフェミニンな艶髪
春夏のスタイル撮影をする中で、自分たちの顧客に新鮮さや親近感をどうやって感じていただけるのか…
女性像やヘアイメージを考えていました。
トレンドもしっかりと捉えていく必要があるけど、それ以上に「似合って」いて「需要がある」ヘアスタイルにしていく必要があるなと思っています。
ある程度のイメージや方向性が定まったら、それを表現させてもらえるモデルが必要
ということで、モデルさんをピックアップして、ヘアスタイルのメンテナンスをします。
パーソナルカラー=秋(イエベ)に合わせて、富井が肌馴染みの良い艶カラーに染めて、カットで整えました。
これから翌日の撮影に向けて、どうやったら素敵に出来るかの解像度を上げて考えていきます!
雰囲気や全体のイメージ
顔・頭の形・体形の似合わせ
髪質への対応
写真にした時のバランスや映え方
衣装との相性や調和
何度も撮影を繰り返していく中で経験したことを
次に活かすために、頭をフル回転 ((+_+))
今の時代性や自分の好みも盛り込んで、一枚の作品に落とし込んでいきます。
そして今回の作品撮りで出来上がったのがこんな感じです。
◎パーソナルカラー診断/オータムタイプ
モデルの玲奈さんは、私服はサマータイプの色のものが多かったのですが、肌質やスキントーンを診るとイエベ・オータムでした🔍
透明感があり、年齢も若いので似合う幅は広いと思います。
今回は彼女の持つ良さを引き出して「大人っぽい女性像」「艶やかな髪と雰囲気」をイメージして作ったので、オータムさんが得意なリッチ・エレガント・大人っぽさを盛り込んで作りました。
◎骨格タイプ/ストレート
当サロンでは骨格診断はサービスとして行っていませんが、衣装を選ぶ時には骨格を必ずチェックしますし(撮影日までにフィッティングが出来ないことが多い)、ヘアスタイルを支える体の土台部分を把握しておくことで似合わせの精度が上がるため、骨格の診断もしながら全体のイメージを完成させていきます。
衣装選びでは特に首回りを詰めてしまわないことがヘア撮影のポイントです💡
(骨格バランス的に)首の後ろ部分から肩にかけての筋肉が張っているので、首回りを詰めると撮影した時に着膨れしたり、息苦しい印象になってしまいます。
逆に骨格ウェーブのタイプだと、ネックデザインを広く開けたものにした時に、間延びしたり寂しい印象になり易い特徴があります。
衣装を変えて動きのあるヘアスタイルにチェンジさせます。
どちらかと言えばコチラが今回の本命
ヘアスタイルの形よりも雰囲気を重視したスタイリングになります。
髪質。骨格的にヘアスタイルが縦長効果を出せるバランスが似合います。
髪を動かす時も、カールを強くするという事よりも、レイヤーの重なりを意識してウェーブにすると失敗しにくくなります。
こういった経験・ノウハウがパーマをお客様に提供する時や、ヘアアイロンの仕上げ精度を上げていくのに役に立ちます。
実はこのショット辺りからカメラが故障してました(;^ω^)
設定が変えられなくなってモニターも映らず、翌週にSONYのサポートに入院することに🚑
でも何とか撮影終わりまで頑張ってくれて良かった!
2022年
女性のヘアスタイルのトレンドは顔周りのカットが重要です。
前髪の薄さ・厚さや、そこからサイドに繋がる顔周りのレイヤーの似合わせ方で、印象が大きく変わっていきます。
メイクでは眉毛の作り方と、ピンク系の色のチョイスが重要ですね。
髪型の全体的な形が大きく変わっているようには感じていませんが、そういう時こそディテールを大切にして、サロンワークでお客様に提供するヘアスタイルの鮮度を保てるように気を付けたいと思います。
似合っていて素敵なヘアスタイル
そこにトレンドのエッセンスを上手に取り入れる
そんな仕事を大切にしています。