重いけど軽い 矛盾のある憧れのBOB
2022年 最近人気なのは「パツッ」とした切り口が厚めのボブ
INSTAGRAMのフォロワー1850000人超えの人気インフルエンサー「TAERIちゃんみたに
暗めで透明感があって、裾が重めにパツっとしたコンパクトなボブにあこがれる!」
👆これがそのTAERI(テリ)ちゃんの最近のパツっとしたボブです。
今回のミッションは最近人気の重め(だけど軽めという矛盾)ボブをデザインしていくということです✂
テリちゃんと同世代のアラサー女子のそんなワガママに応えるべく、
まずは13レベルまで明るくなっていた髪色を7.5レベルまで落ち着けて、
重めだけど「重苦しくない」
それでいて「切り口が厚い」ボブにカットします。
この段階で実はもう既に「大切な下処理カット」が施されています。
毛が細かったり
毛量が少なかったり
欧州ハーフ系で軟毛
という方は普通に厚めに切り込めば済むのですが、
ほとんどの場合はそう簡単にはいかないわけで(^^;)
厚めに切るのは美容師の用語でブラントカットという切り方で、一直線に切り進めていきます。
でも、キューティクルが硬くて多くて太い日本人型の髪質だと、それが上手く馴染まなかったり、跳ねてしまったりするので、切り方に細かな修正を加えていきます。
シンプルなデザインの中にこだわりを詰め込んで
仕上がりで「そう!望んでいたのはそれ\( ‘ω’)/」という形に持ち込むのです。
BOBは10年も美容師をしていればさほど難しいデザインではありませんが
シンプルゆえに、拘っていくと終わりが遠く感じる世界線だと実感しています。
顔周りのカットや
調和のとれたバランス
美しいボブライン
「いつもモデルやアパレルの知り合いの方に褒められます」と言ってもらえて、
自分の仕事がお客様を通して他の誰かに届いていることの嬉しさを感じています。
日々の生活の中で感じる髪の悩みや、美容の課題を解決していくだけでなく、もっと可愛く素敵になりたい!と思う女性の想いに応えられる美容師でありたいと願っています(‘ω’)ノ