宇宙とタケノコの意外な関係…
7月7日
今年の七夕は久し振りに晴れ間のある夜になりましたね。
テレ朝のニュースでやっていたのですが、過去10年 七夕は一日ずっと晴れでいたことは無いそうです。(東京の話)
年に一度しか会えない織姫と彦星が、空にカーテンをかけて密会してるからなのでしょうかね(‘ω’)ノ
7月は宇宙に繋がる月です。
遡ること53年くらい。
アポロ計画でアポロ11号が月面着陸に成功したのが 7月21日でした。(※日本時間は7/20)
オリンピックやサッカーのワールドカップ以上の注目度で、世界中の人々がテレビ中継にかじりついた日だと聞きました。
米国とソ連の宇宙競争
無尽蔵な予算の投入で可能になった人類の宇宙への大きな冒険は
大きなムーブメントになって、日本でも多くの企業が「あぽろ」に便乗した商売を始めました。
その一つ、チョコレートの明治が発売したのが「アポロチョコ」
これのどこがアポロなのかと言うと、
ロケットで宇宙に出て、燃料タンクやブースターなどを離脱して最後に残る先端部分
この形に似せた型で作ったからアポロチョコということだそうです。
(でもなんでイチゴ味なんでしょうね)
斬新な見た目と可愛らしいサイズ感、アポロというキャッチーなイメージでこのチョコは大ヒット!
生産ラインを増やしてブームの間に売りまくりました。
そしてしばらく月日が流れ・・・
アポロブームも落ち着いて、アポロチョコの売り上げはブームから定番化の流れに乗ります。
売れ続けてはいますが、瞬間最大風速的な売れ方とはけっこう落差があるので、このアポロの形の円錐の型が大量に余ります(;’∀’)
「この型を上手いこと再利用できないものか (-ω-;)ウーン」
明治の社員さんたちは考えます。
そうだ💡✨✨
この型を少し変えたらキノコの房っぽくなるよね!
そこで生まれたのが、そう☆
これまた大ヒットの定番商品「きのこの山」
これが生まれたのは、こういった流れだったんです(笑)
そして売れまくるきのこの山
美味しいですもんね!
何万とチョコにクッキーを差し込んで、可愛らしいキノコ菓子を作っていきます。
そうすると一つの問題が生まれます (-ω-;)ウーン
きのこのクッキーを削った時の「削りカス」が勿体ないから再利用したいよね。
チョコに指すクッキーを小型でツルっとした物にするために削っていく工程があるのですが、削ったカスの量が半端ないことになるので、明治としてはこれもお菓子にしないとロスが大きいわけです。
勘が良い方ならもう予想が付くかもしれません。
そうなんです!
この「削りカス」を固めて作られたのが
きのこの山の永遠のライバル
たけのこの里 なんです✨
個人的にはたけのこの里の方が触感が優しくて好きです♪
先日、ネット上で きのこの山vsたけのこの里 選挙をしていましたが、きのこ派 45%/たけのこ派 55% くらいで「たけのこの里」の方が優勢でした!
ヒット商品の再利用の再利用
そんなSDGsな大人気商品 たけのこの里
この歴史的な流れを知った時に更に好きになりました。
アポロ計画で人類が宇宙に出て、月に降り立ったことで、たけのこのお菓子が大ヒット商品になったという・・・
7月になったらこの話を書こう!と温めておいたエピソードでした。