「毎月のカラーリングで私の頭皮は大丈夫なの??」 というお客様の不安を解消💡
こんにちは。
激しい暑さだった８月が終わり、台風の本州上陸が増えてくる季節になりました🌀
３年前のような豪雨の被害がまた起きなければ良いのですが・・・
シルバーウィークで旅行を計画している方もいらっしゃると思います。
そういったレジャーも潰されないように願っています。
「〇〇するとハゲる」
「〇〇すると白髪が増える」
みたいな噂や都市伝説のように人伝で耳にする話がありますよね。
例えば、帽子を頻繁に被っていると蒸れてハゲてしまう！なんて言っている人がいましたが、実はこれはガセネタで、帽子で蒸れてハゲてしまうというリスクは99.9％無いみたいです。
頭皮は蒸しても禿げません（笑）
ちゃんとシャワーを浴びて、頭皮を清潔にしていただければ大丈夫◎
いやいや、私は禿げましたよ！(‘ω’)ノ という方がいたら、それはおそらくホルモンの影響か、シンプルな体の老化でしょう。
男性ホルモン《テストステロン》が、体内で変質して⇒抜け毛の原因《ジヒドロ･テストステロン》になることで、毛根が弱って薄毛＆細毛になっていくのですが
抜け毛ホルモンに変質させてしまう酵素[5αﾘﾀﾞｸﾀｰｾﾞ] が分泌されやすい体質や生活環境のせいで禿げるスピードが促進されていったものと考えられます。
シンプルな老化については、体が酸化しやすい生活や食事が影響します。酒やタバコ、睡眠不足、過度なストレス、過労などで生き物として弱っていく中で、髪の毛のパワーが落ちていくというパターンもあります。
今回の冒頭でなぜこのような話を入れたかと言うと、
美容についての情報が間違って伝わっているものがけっこう多いと感じていたからです。
「マリーアントワネットは処刑される前、一夜にしてストレスで髪が真っ白になったそうな…」いや🙅ならないし（笑）
ヘアカラーについても色々な噂話レベルの情報がまん延して、それがけっこう信じられていたりして、まだまだお客様にちゃんとした事を伝えていかないといけないな！というのを感じていました。
Ｑ：質問
先日、同級生から質問のLINEをもらいました。
色々と端折りますが、内容は「毎月白髪を染めてるけど、これ続けていくと薄くなっちゃう？？」
という事でした。
切実な悩みの質問だと思いました。
現代のカラー剤はとっても優秀です✨
発色や色持ち、ダメージや安全性が年々進化して、かなり良くなってきました。
とは言えカラー剤はケミカル製品です。
化学薬品を地肌に塗って、１０～２０分も時間を置いて、しかもその薬品は強い化学反応で髪を明るくしたり色を染めつけたりしています。
それなりに負担がかかりそう(;’∀’)
毎月染めて私の皮膚は大丈夫なの？？？
そう思われる方が実際に増えているのを感じています。
ビューティは質の高さだけでなく、サスティナブルであるべきですよね。
場当たり的な処置を繰り返していくようでは、満ち足りた未来は描けません。
質問の方に話を戻すと、「毎月のヘアカラーで頭皮に負担はそれなりにかかってます」というのが答えになります。
頭皮の負担を具体的にすると…
- 染めた後の10-15日間くらい、頭皮がアルカリ性に傾く。
- 酸化重合という反応をしている時の化学的な刺激を受ける。
- 染料が濃くなると、ジアミンという成分のアレルギーを持つ方が反応しやすくなる。
このようなリスクが起きます。
なので、当サロンでは安価なカラー剤は使用せず、国内で取り扱い可能な最良品質ブランドの製品で染めることや、カラーリング前の頭皮保護スプレー・カラー剤のアルカリ残留を防ぐトリートメントを全てのお客様に基本メニューの中で提供しています。
それでもまだ頭皮トラブルが起きやすかったり、痒みなどの反応が出てしまう方には、以下の方法をメニューとして提案しています。
- ジアミンの量を減らして染める「明るい白髪染め」
- 抗酸化作用の高いピュアホホバオイルを使用した「オイルカラー」
- カラー剤の２剤成分を分解する「カタラーゼ酵素」
- カラー施術の中で頭皮に薬剤を付けないように塗っていく「ゼロタッチカラー」
- ハイライトで白髪をボカして染める「白髪ぼかしハイライト」
この５種類のいずれかを選択したり、複合的に組み合わせて頭皮をケアしながらカラーリングを楽しんで頂いてます。
また、デザインには関わりませんが、カラー施術後にカタラーゼという酵素を使用して、カラー剤の２剤の機材になっている過酸化水素（＝オキシドール）を酸素と水に分解することで、頭皮に活性酸素を残さないケアが出来ます。
ご自宅で出来るケア方法としては、シャンプーで洗って頭皮を脱脂した後、乾かす前に「頭皮ケア用のローション」を付けることで、地肌の乾燥を防いだり、頭皮ｐHを理想的な弱酸性に戻すことが出来ます。
Aujua モイストカームの頭皮ローションは、保護保湿の能力に長けているので、定期的なヘアカラーを楽しんでいきたい方にお勧めです。
事実、カラー剤は頭皮に刺激を与えます。
その刺激はメーカーさんや美容師の努力によってとても緩和されてきていますので、敏感・繊細な肌の方でなければ基本的には心配するほど大きな負担ではありません。
でも、頭皮が滲みやすくなってきた！という方や、髪や肌のパワーが衰えてきているように感じている方は、先に挙げたような頭皮をケアしたり、地肌の負担を考慮した方法を検討する必要があるかもしれません。
当サロンでは１０年後、２０年後もお客様がキレイになれるような持続的な美を考えた施術を行っています。
ヘッドスパのメニューも多くのお客様にリピートして頂けて、その効能を実感して頂いてます◎
今後もその方法や商材は進化させていきますので、現時点で気になっていることやお悩みなどがあれば、気軽にご相談ください。
秋になって髪色にツヤ感が欲しいという需要が高まりそうですが、それと同時に地肌にも活力を与えていけるように、頭皮ケアのアドバイスもしっかりとしていきたいです(‘ω’)ノ
お客様に寄り添って、長く付き合っていけるビューティパートナーとして選んで頂ける美容室を目指します！
