15年ぶりに新調したシザーケース
技術の仕事
に従事する者にとって、道具は作業のクオリティや効率に関わる大切なものです。
代表的なものはハサミとコーム(櫛)ですが、それを収納するケースもとても重要なアイテムになります。
2004年にカキモトアームズに入社した時、シャンプーとカラー塗布の基礎技術に合格したら6月頃からすぐにカットの練習が始まりました(当時)
そこでシザーケースが必要になり、新宿ルミネの地下にあった専門店で白い革ケースをなけなしの1万5000円で購入したのが良い思い出。
そこから20ヶ月で同期の中ではやや早めに技術者デビューをして、1年弱くらいスタイリストとして立った後の事でした。
青山店・銀座店の大成功でもの凄く勢いがあった会社から、デビュー祝いがあるという報告✨
「皮の魔術師」という異名をもつ英国のビルアンバーグに発注したkakimotoオリジナルモデルのシザーケースを新年会にプレゼントしてもらいました。
とても柔らかい革質で、ミニマムでエレガントなデザイン。
もともとチャラいデザインが苦手だった私には丁度良く、それを気に入って長く愛用していました。
2007年の1月から15年
剥がれた皮を縫って、スタッズで留めて補修したりしながら長く使い続けてきました。
本革なのでどんどん柔らかく馴染んでいくのですが、さすがに草臥(くたび)れた感じになってきたので、第3号になるシザーケースを注文しました。
ハサミが4丁、コームは3本くらい入るコンパクトなケースにしました。
こちらは革製品のメーカーさんと大ベテランの美容師:松永さんという方のコラボ商品だそうです。
ジッパーがケースを囲むように取り付けられていて、ケースをパカっと分けて、中に溜まったゴミくずを楽に掃除が出来る仕様になっています☆
ケースの奥底に毛くずがとても溜まるので、掃除のし易さはけっこう大切。
チャラくないし、ミニマムでスタイリッシュ!
自分のオーダーメイドではないのですが、とても気に入ってます。
通販で29.400円
ベルトは付属品は箱にしまって、近所にあるパパ友の洋服屋さんで買ったベルトを使って装着しています(拘り)
革は育てるもの
2000~3000人くらい切った頃には、自分の使い方にこの皮がしっかり馴染んで、良い感じの風合いになってくれることでしょう。
皮を育てつつ、自分も育っていけるように、気分を新たに精進していきます✂
そして、同時に「新しいハサミ」
今年もオーダーしました♪♪
今回の注文は「あまり切れないタイプのハサミ」です。
なぜ切れないハサミが良かったのかは、オーダーしたハサミが完成したら書いてみようと思います。
現場からは以上です。
また次回(‘ω’)ノ