3⃣ Pick-Up ヘアケア

インドで入院中に「カレー以外を食べさせて欲しい」とお願いした結果…🍛

大学時代の先輩で、今は美容室の経営をやっている方のエピソードです。

(私の話ではないです🐵)

その先輩を仮にAさんとしておきますね👦


Aさんは学生時代、バックパッカー旅行をしていました。

バックパッカー達が行きつく最果ての地の一つがインドです。※個人の主観

インドでの旅行の最中、お腹の調子が悪くなり、次第に体調が悪化…

ある日の朝、高熱が出てしまったのでホテル近くの病院に入院することになりました(;´Д`)


毎日カレーばかりの食生活。

熱が引いて食事が出来るようになってきたので、カレー以外のものを食べたいと思って

「カレー以外の食事を出してください」

とリクエスト🙇

「O.K,」

と病院のスタッフさん。

やっとカレー以外を食べられる✨ 楽しみ!


もうフラグは立ってしまっていますがw

待つこと小一時間。

出てきたのは…

※写真はイメージです

ガーン💦 

僕らはこれをカレーと呼ぶのだけど(;^ω^)

結局、カレーを食べることになりました🍛


これってインドではよくある話だそうです。

インドの調味料を使って、インドの調理方法で作ると、仕上がりは私たちのイメージの中のカレーになってしまいます。

なぜ今回のBLOGでこのエピソードを持ちだしたのかというと、

髪型でもインドカレーと同じように、色々と変えているつもりでも昔の感じになってしまうケースがけっこうあるからです!


髪型作りにおけるインドカレー的状態とは??

当てはまるのは45歳から65歳にかけての大人世代が多いです。

・60代だと⇒ カーラーを使ってヘアセットをされる方

・50代だと⇒ 前髪のスタイリングにこだわりを持っている方

・40代だと⇒ 20年前のトレンドの影響を強く受け過ぎてしまった方

当てはまる方はイエローカード! 特にインドカレーの傾向が強いです🍛


ヘアスタイルを作る上で最も重要なのは、土台になる《カット》ではありますが、

カットした髪をどうやってスタイリングするかで、完成形は大きく違ったものになります。

インドカレーにおける「スパイス/調味料」は=「スタイリング剤」、「調理方法」は=髪型を仕上げていく「ブロー・ヘアセット・スタイリング」に相当します!

カットで現代風に土台を作っても、スタイリングを今までと同じにしたら、仕上がりの雰囲気は今までのテイストになってしまいます。

映画「今日から俺は」橋本環奈さん

橋本環奈さんも、80年代のギャグ漫画「今日から俺は」の不良少女の役で、当時の流行りだった聖子ちゃんレイヤーカット風のスタイリングをすると、雰囲気は一気に1980年代の感じになりますよね。

(ちょっと無理やりなスタイリングにはなってますが)

↗母が若い頃はこんな感じの前髪にしていた記憶があります。

薄く下して、ふんわり立体感と動きを付けて、高さも出したい!という気持ちは分かるのですが…

こういうのも時代感が出過ぎてしまうので、令和の時代は完全NGです。


前髪と同様に、髪の巻き方や髪の流し方、後はスタイリング剤の質感にも時代ごとのトレンドがあります。

その少しずつの要素の積み重ねだったり、ズラし方で「今っぽさ」を表現していくのがヘアファッションなので、(過去のやり方で上手く行ってたとしても)少しずつ時代に合わせたやり方にシフトさせていく事がとっても大切になります。


お客様ヘア

数年前と比べると… 

ヘアスタイルは軽い印象のものが増えて、重めスタイルの絶頂期だった頃のウェットな質感も軽いセミウェットくらいな感じになってきました。

レイヤーカットのリバイバルで、懐かしいシャギースタイルや、80年代の顔周りレイヤーが再流行しています。

韓国テイストは今でも人気で、20年前に流行ったレイヤースタイルとはバランスが少しずつ違い、毛先の厚みの残し方や、顔周りの毛の流し方が昔っぽくならないように注意して切る必要があります。

一時期は「外国人風」が人気ワードになっていましたが、あの頃に流行っていたラフな質感よりも、毛先まで艶があってフェミニンな雰囲気の方が今っぽいと思います。


一番大切なのは「似合っている事」

ヘアスタイルはその人の一部になります。

なので、フィットしていて容姿やキャラクターに似合うようにデザインすることが重要です。

でも、日々少しずつ変化していく時代の気分に乗り遅れてしまうと、レトロな頭をくっ付けた人になってしまいます。

調味料や調理方法を変えないとインドカレーになってしまうように、時代に合わせたスタイリングをして、鮮度の落ちない髪型にしていきましょう!


最近のお勧めスタイリング剤 4選

では、古臭くならないように定期的に変えているスタイリング剤の中から、お勧めの物を4アイテム選んでご紹介します。

選ぶポイントにしたのは「使いやすさ」「使用感」「香り」「コスパ」「髪や肌への優しさ」にしました🕵


HOYU の 《NiNE マルチスタイリングオイル リッチ》

1番よく使うのはこのNiNEのオイルですね。

しっとりして艶とまとまりが出るスタイリング用のオイルです。

癖が強かったり、多毛で広がり易い方には特にお勧めです!

付けすぎるとベトベトになるので、1回の使用量は少な目を推奨しています。

これ1本で何か月も持ってくれるので、スタイリング剤の買い替えが面倒に感じる方にハマると思います。

スタイリングと手の保湿オイルを兼ねているので、肌が弱い方でも使いやすいです。


MILBON の2023年新製品《ミインカール》

こちらもオイルなのですが、髪を巻く(ストレートアイロンで伸ばす)時の下地として使うための専用オイルです。

基本セオリーとして、アイロンで巻く前にオイルを付けるのはNGとされてきました。

髪がかえって傷んでしまうという理由があったからです。

でも、このミインカールは巻く時の専用です。

2~3プッシュ分のオイルを付けて巻くことで、「傷まない」「ツヤが出る」「まとまる」「巻きの持ちが良くなる」「良い匂いがする」というベネフィットがあるのです✨

とにかくキレイにまとまってくれるので、最高です💯

トレンドの韓国へアのトゥルンとした艶髪の質感を作る時にも大活躍です。


ALIMINO の《dance バレエメロウ》

これはヘアミルクです。

トリートメント感覚のスタイリング剤なのですが、オイルだとベト付いた質感が苦手なんだよね~というお客様にはコチラを使用しています。

細毛の方や、地毛にツヤがある方、あとはパーマでふんわりさせた時のスタイリング剤として使用するケースが多いです。

ショートからロングまで、自然だけどまとまった感じが出せるので、ナチュラル派の方に浸かって頂きたい製品です。


ラストはコチラ

MILBON 《ジェミールフラン オイルスフレ》

毛先にはまとまりを、ヘアスタイルには動きを、でも重過ぎずベトベトにしたくない!という丁度良い所を絶妙に抑えてくれているオイルスフレです。

スフレ… ヘアクリームですね。

ヘアクリームにオイルが混ぜてあって、現代に求められているツヤ感がUPされていて、ハンドクリームにもなる優しい仕様になっています。

ショートヘアや、レイヤースタイル、あとは自然な丸みのあるボブ系スタイルとの相性は抜群に良いです!

この小さな容器で税込み¥2.200なので、スタイリング剤としては比較的高価ではありますが、使用感と香りが良いので、女性のお客様にとても人気があります。

前髪をスタイリングする時にも使いやすいですよ。


滑らかな質感で、艶があるのに軽く見えるというのがポイントです。

ブリーチヘアやハイライト多めの場合は、しっかりとパサ付きを抑えられるカバー力が大事

あとは個人差がある髪質にどうやって合わせていくかを考えてオススメしています。

「何もつけない派」の方もいらっしゃいますが、使用感があまり無くていい感じのアイテムもありますので、素髪ではなくて何かちょっと付けて外出してもらいたいという想いが美容師としてはあります。

皮膚科医が日焼け止めや化粧水を推奨するような感覚なのかもしれないです🤔


購入希望のアイテムがある場合は、ネット予約時のコメント機能をお使い下さい。

インターネットで予約する際に、コメントを入れる機能があります。

お使いのシャンプーの買い足しや、この製品が欲しいなどというご希望を記入して頂ければ、ご来店日までに発注して用意しておくことが可能です。

メーカーやディーラーさんには3~5日お時間を頂ければサロンに届くように注文できるので、是非ご利用くださいm(__)m

最近は上手く使って下さる方が増えてきて、私共もとても助かっています。

「もう利用してるよ~」という顧客様も、引き続きよろしくお願い致します。


過去記事 8月に出演させて頂いたヘアショーのレポート🔗

過去記事 白髪にどう向き合っていくか🔗

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