サロンワーク✂ お客様ヘア(49) 【レイヤーが変化してる】
2023年のヘアトレンドは「レイヤー」だったと感じています✂
数年続いてる韓国レイヤーに加え、中国レイヤーと呼ばれるスタイルも注目が集まり、ヘアスタイルには軽さと動きが出てきました。
(中国レイヤーについてはまた別の機会に解説します💡)
レイヤーと言っても男女で流行りがちょっと違う?!
ジェンダーレスな世の中になり、若い男性はメイクをするようになったりと、あまり古い価値観で線引きするのは好ましくないとは思いますが…
メンズへアのトレンドとレディースヘアのレイヤーは、美容師のテクニック的にちょっと違うんです。
ちょっとだけど、やっている事は真逆っていう(゜_゜)
女性のヘアスタイルは、サイドからフロントにかけてレイヤーを入れたり、表面の髪が流れるようにレイヤーを入れるパターンが多いのですが、基本的に表面の毛を短くすることと、毛先のタッチを軽くすることで表現されるヘアスタイルになります。
一方で男性のヘアスタイルは、レイヤーをカットで切り込んでしまうと、インスタやネット検索で上位にヒットする人気の今風デザインになりません💡
毛流れがあってレイヤー感があるスタイルなのですが、実はあまり表面にはレイヤーを入れてません。
特に前髪に近い部分はレイヤーの段差幅は1~2cmだけしか入ってません。
毛先に僅かな段差を付けて、そこから髪を梳いたり質感カットを加えて、パーマをかけることで軽さと流れをデザインしています。
メンズへアの場合は段差を付けすぎてしまうと、今っぽい感じからちょっと離れてしまいます。
男性でも髪をアイロンでセットしたり、パーマをゆるくかけたりする時代なので、今っぽさを作るためには段差をカットで切り過ぎないというのがポイントになります。
髪質に合わせて表面にもレイヤーは入れたりしますが、その許容範囲の中でもレイヤーは低めの設定が時代的に好ましいと思います。
中華風のレイヤーはトップと表面にしっかりと段差を付けた「切り込んだレイヤー」のスタイルになっています。
女性のヘアトレンドは10年前と比べてクルクルと巻いて作る要素は減少傾向にあって、カットで軽さや形を作るように変化しています。
それに伴って表面から短いレイヤーを切るカットが必要になります。
一方でメンズへアは、パーマやスタイリングで流れを付けるという事がメンズトレンドでは「新しい要素」になります。
カットで段差を付けすぎないで、長めに残した髪を軽くしてから動かすことで、中性的で柔らかい髪のデザインが生み出せます。
この逆の傾向が美容師を続けてきても新鮮な出来事で、今後のトレンドの移り変わりの方向性も興味深いものがあります(*’▽’)
NOVEではカラーリストとスタイリストの2人の協働でヘアスタイルを作るので、ヘアスタイルの軽さの表現一つにしても「髪色」や「ハイライト」も加味してカットを決めていく事が出来ます。
カットのレイヤーによる毛流れや、段差を無くした面のスタイルも、カラーリングとの組み合わせで良さを引き立てる事が可能です◎
もうかれこれ20年続けてきたこのコラボレーションで、お客様のヘアスタイルをキレイにしています。
切ってフォルムを作って、カラーで彩や陰影を加えていきます。
見た目の印象を大きく変える髪を、形と色の組み合わせでデザインします。
トレンドは常に学び続け、普遍的な技術と流行のエッセンスを取り入れた似合わせによって、お客様がステキに輝くヘアスタイルを作っていく事を私たちのミッションにしています。
技術やデザインのトレンドの変化で微妙に変わっていくテクニックにも、いち早く対応していけるように学び続けていきますので、気になるヘアスタイルを見つけた時には気軽にご相談ください。